天猫(Tmall)ブラックフライデー
中国ECモールにおいて、最も有名な商戦日と言えば、独身の日(11月11日)ですよね。昨年の11月11日にはTmallが単独単日で1兆7000億円の売上を叩きだしたことでも注目を集めています。しかし、中国ECモール業界では、独身の日以外にも様々な商戦日やセール期間があり、業界全体の売上もグッと伸びます。
ここだけは外すな!ということで言えば、旧正月、618、1111、1212、ブラックフライデーでしょう。
1、ブラックフライデーって何?
ブラックフライデー(英語: Black Friday)とは、小売店などで大規模な安売りが実施される11月の第4金曜日のことである。アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日にあたり、この日は正式の休暇日ではないが、休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。ブラックフライデーには買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。また、ブラックフライデーは年末商戦の幕開けを告げるイベントでもある。この「ブラックフライデー」に関し、各国の小売大手は主戦場として「天猫国際」を重要視している。
2、ダブル11(独身の日)とブラックフライデーの違いは何でしょうか?
「独身の日」は家族のための買い物が、「ブラックフライデー」は自分向け消費が多い。日用必需品を取りそろえると、消費者はリラックスできる。これを実現すると、ブランドのカバン、映画/ドラマに出てきた同じ口紅、クリスマスプレゼントなど、自分のための買い物ができるようになる。
3、ブラックフライデーの重要性
「ダブル11はどんなに偉大であっても、グロバールビジネスとしてはブラックフライデーの方が重要である」と中国某投資銀行の上級管理職が語ります。小売り会社は新しいマーケットに入るためにブラックフライデーのチャンスを掴まなければなりません。
ブラックフライデーは昔からありましたが、2005年頃からアメリカで最も賑わうショッピングデーになりました。
10年を経て昨年、アメリカでのブラックフライデー当日のオフライン売上高は104億ドル、オンライン売上高は27.2億ドル、総額131.2億ドルとなりました。これは、実は同年の中国ダブル11におけるアリババの売上高と同レベルのものです。
そして今年、越境ECが盛んになった現在では、その影響はどのように出てきているのでしょうか?海外製品の品質を信頼する中国人消費者にとって、中国越境ECプラットフォームへ出店している欧米企業のブラックフライデーセールは、まさに格好の買い時です。粉ミルク、ベビー用品は依然として越境での買い物カテゴリとして注目される商品であり、さらには化粧品、健康サプリメント、贅沢品などもよく売れました。中国ECプラットフォームを紹介する情報サイト返利網(http://www.fanli.com/)が発表したデータによると、今年のブラックフライデーでは、Diorの注文量が昨年の27倍増、Calvin Kleinの注文量は普段の30倍になったとのことです。
4、天猫国際ブラックフライデー国別ランキング(購入先)
①アメリカ
②日本
③韓国
④オーストラリア
⑤ドイツ
5、都市ランキング
①上海
②北京
③広州
④杭州
⑤深セン
⑥成都
⑦武漢
⑧天津
⑨南京
⑩蘇州
6、人気商品カテゴリランキングTOP5
① メイクアップ
② ママ&ベビー
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⑤ 食品