楽天市場で初心者が出品する手順とメリット・デメリット

楽天市場は、EC事業を考えている人には欠かすことのできない選択肢の1つです。
Amazonやヤフーショッピングなどもありますが、楽天市場はポイントの活用や豊富なキャンペーンで根強い人気のあるECモールになります。
ECサイトの運営が初心者の方は、出店を計画すると同時に特徴を理解することが大切です。
今回は、楽天市場に出店する手順やメリット・デメリットについてご紹介します。

楽天市場に出店する手順

初心者の方は、「出店までどのように進んでいくのか」という疑問を感じているケースが多いです。
検討段階から出店までの主な段階は4つ。

  1. 出店プランを決める
  2. 出店申し込み
  3. オープン準備・出店審査
  4. 店舗運営スタート
    それぞれの項目ごとに詳細を解説します。

出店プランを決める

楽天市場の出店プランは3つあります。
・がんばれ!プラン:月額25,000円
・スタンダードプラン:月額65,000円
・メガショッププラン:月額130,000円
どのプランも1年契約で更新のタイミングでプランの変更も可能です。
その他、商品登録点数や画像容量、システム利用料に違いがあります。
商品登録点数はがんばれ!プランでも10,000商品の登録ができるので十分でしょう。
システム利用料はがんばれ!プランのみ少し割高な設定です。
出店プランの中から最適なものを選択します。

出店申し込み

出店プランが決まったら、実際に出店の申し込みです。
申し込みの際には色々な書類が必要になるので先に準備していきましょう。
法人の場合は登記簿謄本、個人の場合は開業届、住民票、印鑑証明書などが必要になります。
審査が通ったら出店準備を始めることができます。

オープン準備・出店審査

出店の準備には、楽天市場独自のシステムを利用するために「RMSアカウント」の作成が必要です。
RMSの登録に必要な手続きをして、ショップの作成を始めます。
商品の登録や配送、決済の設定などもすべてRMSシステムで設定します。

店舗運営スタート

ショップとして商品登録やデザインができたら、開店前の最終審査に入ります。
販売商品のチェック、ショップ画像のチェック、配送や決済の設定確認などの最終チェックがあります。
最終審査には2週間~1ヶ月程度かかることもあるので、時間に余裕を持って進めましょう。

楽天市場に出店するメリット・デメリット

楽天市場に出店するメリット・デメリットを解説します。
初心者の方に役立つメリットも多いです。

メリット

楽天市場に出店するメリットは4つ。

  1. 断トツの集客力
  2. テレビCMによるキャンペーン告知
  3. 楽天経済圏による顧客確保
  4. アフィフィエイトによる売上獲得

楽天市場最大の魅力は集客力です。
個人のECサイトでは、売上どころか集客をするだけでも大きな苦労があります。
楽天市場であればネットショッピングのツールとして1,2を争う集客力です。
楽天マラソンや楽天スーパーセールが始まれば、テレビCMやネットでの広告も多いため、集客は楽天に任せて販売に注力することもできます。
また、楽天アフィリエイトや楽天ルームなどの展開で、SNSからの流入も見込めます。

デメリット

楽天市場に出店するデメリットは2つ。

  1. 十分に顧客リストを活かせない
  2. 出店費用や売上から手数料がかかる

楽天市場で購入してもらった顧客に、直接DMを送ることや自由にメルマガを送ることができません。
そのため、楽天市場の顧客は楽天市場の中で運用することになります。
そして、楽天市場は出店料の他に、売り上げに対しての手数料が発生します。
手数料なども加味して利益計算をしましょう。

まとめ

楽天市場は、初心者にとってメリットの大きい販売ツールです。
大きな魅力は「断トツの集客力」であり、初心者のネットショップにとって大きな役割を果たしてくれます。
出店料や手数料などのデメリットもありますが、それをカバーできるくらいの販売力が期待できるでしょう。