ECサイトを運営する事業者や個人で悩まれるのが、ヤフーショッピングと楽天市場どちらに出店したら良いかということ。
どちらの集客力のある代表的なECモールであり、それぞれでメリット・デメリットもあります。
売上拡大のためにも、ECモールの特徴を理解してうまく利用することがおすすめです。
今回は、ヤフーショッピングと楽天市場どちらが初心者に向いているか、特徴を比較してご紹介します。
ヤフーショッピングと楽天市場の特徴で比較
ヤフーショッピングと楽天市場を、それぞれの概要を元に比較してみましょう。
【ヤフーショッピング】
・出店数:約120万店舗
・国内EC流通総額売上:1兆6,658億円
・会員数:2,444万
・初期登録費用:無料
・月額出店費用:無料
・システム利用料:無料
・ポイント等に関わる費用:有
【楽天市場】
・出店数:約57,000店舗
・国内EC流通総額売上:楽天グループECサービス全体で6兆円
・会員数:1億以上
・初期登録費用:6万円
・月額出店費用:月25,000円~
・システム利用料:売り上げの1.0%~
・ポイント等に関わる費用:有
どちらもECモールとして魅力的な特徴があります。
ヤフーショッピングは無料で出店できるので、初心者としてはハードルが低いのが嬉しいポイントです。
楽天市場は、費用がかかりますが売上規模や会員数は、他にはないECモールとしての存在感を感じます。
ヤフーショッピングのメリット・デメリット
ヤフーショッピングと楽天市場の概要を比較しましたが、どちらも魅力的なECモールであることはたしかです。
初心者が出店することを想定して、ヤフーショッピングに出店するメリット・デメリットを解説します。
メリット
ヤフーショッピングのメリットであるポイントは2つです。
- 出店費用が無料
- 自社サイトに誘導できる
ヤフーショッピング最大のメリットは、出店費用が無料であること。
初心者にとって費用がかからないのは、気軽に出品ができるので大きなメリットです。
楽天市場であれば、初期登録費用で6万円かかり、毎月の出店費用が負担となります。
また、楽天市場ではできない自社サイトへの誘導ができるため、顧客を活用しやすいです。
リピートの獲得もしやすくなるので、ネットショップとして運営のプラスになります。
デメリット
ヤフーショッピングのデメリットとなるポイントは2つです。
- 売上に応じて手数料がかかる
- 楽天市場よりもアクセスが落ちる
出店費用が無料のヤフーショッピングでも、売上があれば手数料が発生する仕組みになっています。
ストアポイントやキャンペーンの原資負担で1~1.5%程度。
アフィリエイトパートーナー報酬となると、1~50%かかるケースもあります。
基本的には楽天市場よりは低い負担額ですが、場合によっては高い手数料になるので気を付けましょう。
そして、楽天市場よりも利用者数が少ないため、アクセス数が落ちるデメリットもあります。
一般的にアクセス数と売上は比例しているので、環境的には楽天市場よりも売上がたたないケースが多いかもしれません。
ただし、すべてが楽天市場の方が売れるとは限らないので、試してみる価値はあるでしょう。
まとめ
ヤフーショッピングと楽天市場と比較してきましたが、コストを抑えたい初心者にとっては、ヤフーショッピングは運営したいECモールの1つです。
売上に応じた手数料はかかるので、加味して利益計算をしなくてはいけません。
楽天市場は初期費用や毎月の費用が負担になりますが、会員数やアクセスの多さなど、集客力は断トツです。
どちらもメリット・デメリットはありますが、ぜひ使っておきたい販売ツールになります。