中国輸入でアパレルOEMは簡易的に小ロットもOK?気になるOEMのメリット・デメリット

中国輸入のカテゴリーの中でも、取扱しやすい商材として人気が高いアパレル商品。
アパレル商品は競争率が高いですが、OEMを作りやすいのもポイントです。
しかし、oemというとハードルが高くリスクが高い印象がありませんか?
実際は、そんなにリスクを重く感じることはなく、簡易的にできる方法もあります。
今回は、中国輸入でアパレルOEMを始める方法、メリット・デメリットをご紹介します。

アパレルOEMとは

アパレルOEMとは、アパレルの自社オリジナル商品になります。
OEMはオリジナル商品とは言え、1から作る必要はなくちょっと工夫を取り入れたり、ブランドをつけたりするだけでオリジナル商品として展開可能です。
多くのショップで中国輸入のアパレルOEMは取り入れられており、アパレルショップには欠かせません。
初めて、アパレルOEMをする場合は、なるべくリスクを抑えて始めることがおすすめです。

中国輸入で簡易OEMをする方法

アパレルOEMで1番簡易的につくる方法は、すでに中国にある商品のタグを自社ブランド用に変更するだけです。
中国輸入で洋服を仕入れて、自社ブランドのタグに付け替えれば、それだけでOEMが完成。
ここで注意したいのが、自社ブランド名を決めるときに商標されていないものを選ぶことです。
特許庁に確認をして、他で登録がないことを確認しましょう。

品質表示と洗濯タグは義務

アパレル商品を販売する際、消費者庁の家庭用品品質表示法により、「品質表示」「洗濯表示」のタグ付けが義務とされています。
税関のタイミングでは、タグが付いていなくても輸入は可能ですが、販売時には日本語表記のタグを付けなくてはいけません。
中国輸入ではタグが付いていないものや、ついていても中国語表記なので、そのまま販売はできないと思っておきましょう。
最初のテスト段階では、日本でタグの付け替えもアリですが、ある程度の発注になる場合は中国に日本語表記のタグ付けを依頼することがおすすめです。

アパレルOEMのメリット

中国のアパレル市場は、世界中のバイヤーが仕入れにくる最大級のマーケットです。
中国輸入は品質が悪いというイメージがあるかもしれませんが、品質の良い工場もたくさんあります。
OEMに慣れている工場を選別し、価格やロット、品質などトータルで見た工場選びをしましょう。
アパレルOEMの大きなメリットは3つ。
・オリジナル商品にすることで差別化を図る
・ブランドとして確立することでファンを作れる
・独自ブランドとして価格競争の影響を軽減できる
このようなメリットを活かして、アパレルビジネスの拡大が可能です。

アパレルOEMのデメリット

アパレルOEMはメリットが多いですが、デメリットも忘れずに注意しましょう。
気を付けるべき大きなデメリットは2つ。
・本格的なOEMは生産から販売まで3、4ヶ月を目安に時間がかかる
・アパレルOEMはサイズ、カラーがあり、ロット数が多くなる
アパレル全体に言えることですが、サイズやカラーの種類が多いほど、綺麗に売り切るのが難しくなります。
また、生産から販売開始まで時間がかかるので、資金力の余裕が必要です。

まとめ

中国輸入のアパレルOEMは、タグ付けによる簡易的なOEMも可能です。
タグ付けだけであれば、小ロットで仕入れができるのでリスクを大きく回避できます。
量産する本格的なOEMはビジネスの拡大チャンスですが、デメリットもあるため気を付けて計画しましょう。